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「元旦にやってはいけないことがあるの？」「一年の始まりなのに、ダメと言われることをやってしまった」と迷信や言い伝えを気にし始めると、眠れなくなることもあります。
大したことが無いように思えても、気にする人からすると一年を不幸にしてしまうかも知れない一大事です。
なぜジンクスや迷信があるのか知っておくためにも、「お金を使ってはいけない」「掃除をしてしまったけど大丈夫？」と元旦に関連するやってはいけないことを紹介します。
理由を知ると、安心できることがあったり、事前に気を付けれたりするものです。
不安になりやすい人は、年末からしっかり準備を整えて、気にしなくても良いように元旦を迎えましょう。
目次
元旦にやってはいけないこと【お金はつかってはいけない・掃除・縁起物に関する事】
争いの一年になってしまうからケンカはNG
新年のスタートの日、絶対に避けておきたいのはケンカです。
喧嘩は、誰もしも気持ちが滅入ってしまうので、NGなのは当然なような気がしますが、感情面だけが理由ではありません。
喧嘩は、言葉を変えれば争いです。
親戚が集まり、昼間からお酒を飲む人も多いので、理性のタガが外れて、人の言う事に突っかかったり、皮肉を言ったりも少なくないはず。
それでも気持ちを抑えた方がいいのは、一年を通して争いごとが続いてしまう事になるからです。
新年早々、イライラしたり気がかりな事が出来たりすれば、その後も思い出して腹が立ってきます。
次に顔を合わせるまでの一年間、根底に苛立ちがくすぶったままになるので、他の人に対しても短気になってしまうのです。
掃除をするのは歳神様を追い出してしまう
元旦に掃除をしてはいけないと言われるのは、歳神様を追い出してしまうと言われているからです。
正月には歳神様がやってくると言われており、お迎えするための準備を行います。
その家を一年守ってくれる神様です。
家内安全や五穀豊穣など、安心して生きていくために、平穏の土台を作ると考えることも出来ます。
現代でそうじと言えば、掃除機を思い浮かべますが、昔はほうきで掃いて雑巾で拭いていたわけです。
掃きだす動作を思い浮かべるとイメージしやすいですが、足を払う、誇りを外に出すなどの動きなので、歳神様も腰を据えてゆっくりできません。
本当に生きずらい世の中になりましたが、幸せを手にする方法がないわけではありません。
神様は「すぐ行動する人が大好き」です。
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洗濯は福を洗い流すという言い伝え
洗濯は、福の汚れを落とすものですが、昔は「福を洗い流い流してしまう」とされ、忌み嫌われていました。
正月には何事にも縁起担ぎをしたいもので、どんなところにある福も、取りこぼさない事を大事にされてきているものです。
洗濯板で洗っていた時代は、ごしごしと擦って汚れを落としていました。
洗い流すための水も、浄化の意味を持っているので、根こそぎ流してしまうイメージがしたのでしょう。
厄落としという見方も出来ますので、洗濯は年が変わる前にすっかり済ませておいた方がいいと言えます。
一年の計は元旦にあり！欲しいものがあってもお金は使ってはいけない
一年の計は元旦にありと言われるように、お金を使う事はしてはいけないと言われています。
お賽銭は、神様へのお礼の気持ちなので、太っ腹に出す方が大事ですが、それ以外の出費は年間を通して散財に招くとされているのです。
お金は、人生計画や夢、目標にも関連する大事な要素となります。
元旦には、心新たに一年の抱負を描くように、経済面でもしっかりと計画を立てましょうということにも繋がる話です。
散財してしまっては、何でも衝動的に欲しいものに飛びつき、無計画に出費をしてしまう一年になってしまうという忠告。
計画を立て、どのタイミングでいくらくらい必要なのかの見通しを立てれば、年の初日から不要なものを爆買いする必要もないはずです。
準備不足は神様が来られない…縁起物を当日になって出す
縁起物を1日になってから出すのは、神様をお招きできないという意味で不適格です。
家を守ってくれる歳神様は、元旦になるとやってきます。
そのためには、目印となる門松や魔除けとなる破魔弓、羽子板などを大みそかまでに出しておかなければいけません。
お正月が来る前に準備を整えることが大事であり、新年になってから縁起物を出したのでは、遅いという事です。
おせちも、お正月三が日に台所を使わないための料理なので、事前に準備しておくべきもの。
ゆったり過ごせるようにするためにも、年末が勝負です。
お墓参りは年末に済ませておく
元旦のご挨拶にと、お墓参りを考えている人もNGです。
ご先祖様を敬う気持ちは、とても大切であり、必要でもあります。
しかし、お正月はエネルギーも高まる陽の期間。
お墓参りは、陰の行事ですので、元日のタイミングでするべき事ではないのです。
三が日を過ぎ、徐々に日常に戻り始めてから挨拶に行く事が望ましいと言えます。
元旦は、家の中にある神棚や仏壇に手を合わせたり、声を掛けたりして、想いを馳せると喜ばれるはずです。
墓掃除を兼ねて年末に済ませておくと、一年の報告とお礼も伝えられ、気分良く年越しが出来ます。
事前準備に力を入れよう
元旦にやってはいけないことを知っておくと、一年を迎える時の気分まで変わってきます。
どんな迷信や言い伝えも、神様や家の中の安全を大切にしている日本の心でもあるので、意識して気にかけて守ると清く正しい生き方にも通じるはずです。
年末の事前準備が大事なので、力を入れて掃除や洗濯、おせち作りなどを頑張り、元日はゆったりと穏やかな気持ちで過ごしましょう。
親族と顔を合わせながらご先祖様を敬い、日頃の幸せや感謝を伝えあえる日になると幸せですね。
フォルトゥーナ（fortune）
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